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  活力アンプル
講師:レインボー薬品 グリーンアドバイザ
桜井 匡美


30数年前に東和商会(現レインボー薬品)の社長 塩井一浩氏が病院の点滴を見ていて思いつき開発したのが最初で、「レインボーフラワー液」として園芸業界にリリースしました。人間と同じように「点滴」を使ったらどうだろうという発想から生まれた商品で、それがやがてビタミン剤、アンプル型へと発展していったのです。
活力アンプル剤は植物に不足がちな各種微量要素を凝縮。「アンプルとして鉢に挿すだけで効果があります」をキャッチフレーズに発売されました。当初の販売価格は10本入り1300円とかなり高額でした。そのため、認知されるまでにはかなりの時間を要し、企業努力や販促活動によって現在のように普及するようになったのです。
活力アンプル剤は、「ケイ素、銅、モリブデン、マンガン、苦土、ほう素、カルシウム、鉄、イオン、パナジウム、その他」という成分で構成されています。店頭にはいろんな商品が出ていますが、最低でも10種類以上の成分が含まれているものを選ぶことをおすすめします。

微量要素不足で起こるトラブル
植物は微量要素が不足すると、さまざまなトラブルを起こします。手遅れになる前に活力アンブル剤を使いましょう。
以下、微量要素が不足した場合の症状を説明します。
ケイ酸欠乏症
 葉茎が弱くなったり、病害虫に対して抵抗力が弱くなる。
銅欠乏症
 若葉は黄色くなり、先端は枯れる。若葉から落葉する。
モリブデン欠乏症
 古い葉に黄色斑点や縁取りができる。
苦土欠乏症
 葉の色が淡緑色になったり、葉身に斑点ができたりする。
ホウ素欠乏症
 葉がねじれたり、萎縮したり、花芽が少なくなる。
カルシウム欠乏症
 抵抗力が弱まったり、葉や茎が倒れたり裂けたりする。
鉄欠乏症
 若葉は黄白色、根は短く小さく白っぽくなる。
イオウ欠乏症
 若葉が淡黄色になって部分的に斑点ができ、根は白く細根が多くなる。

活力(アンブル)剤と肥料の違い
主要三大要素(チッソ・リンサン・カリ)を主成分とした「肥料」に対して、活力剤は微量要素を主成分にしています。
肥料は植物の生育を目的としているのに対し、活力剤は植物を丈夫に育てる事を目的として開発されています。
人間の食事にたとえて説明すると、肥料は「主食」で、ご飯やパンに相当します。一方、活力剤は野菜やサラダなどに含まれるビタミンやミネラルなどにあたります。

活力剤を選ぶときのワンポイントアドバイス
最近は、重要な微量要素の成分が少なかったり、成分が数種類しか入っていない、いわゆる「粗悪品」も市場に多く出回っています。残念ながら、現状ではそれを取り締まる規制は存在しません。
 活力アンプル剤に限ったことではありませんが、やはり良質なものはそれなりに
コストもかかり、その分価格にも反映されています。品質表示や製造メーカーをよく確認し、信頼できる活力アンプル剤を選択したいものです。

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