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  イチゴ
講師:花ごころ研究室 河合秀治

品種
イチゴ苗で主に店頭に並ぶものは3種類あります。
『女峰』は果実が多数つく早生タイプのイチゴです。『とよのか』は一粒が大きく育つ早生タイプです。
『宝交早生』は以前からある品種で草勢が旺盛でとても育て易いのが特徴です。そのほかにも色々な品種のイチゴがありますが、主に花を楽しむのが目的の品種もありますので希望にあわせた品種を選ぶようにしましょう。
土作り
イチゴは畑でもプランターでも育てることが出来ます。
畑で育てる場合は前もって土作りをしておきましょう。イチゴは根が浅く、比較的保水性の高い土を好みます。バーク堆肥などの有機質を土に混ぜて土壌改良をしておきましょう。もし、砂の多い土で水はけが良すぎる場合は赤玉土の小粒を3割程度混ぜておくと保水性を高めるのに効果的です。
また、元肥としてリン酸分の多い肥料を与え、同時に石灰を与えます。苗を植付ける2週間程度前には作業を終えるようにします。土壌改良後は土にたっぷり水を与えた方が改良材や石灰のなじみが良くなります。畝は土の乾燥を防ぐためにも10cm程度の低めで立てて置く方が良いでしょう。もし、田んぼの後作に作るのなら30センチ程度の高畝にして水はけを良くしましょう。
プランターで育てる場合は培養土にリン酸分の高い肥料や有機質の土壌改良材を混ぜてから植え付けると良いでしょう。プランターは菜園用の深目のタイプがお勧めです。
植え付け
土の準備が出来たら植え付けましょう。イチゴの苗は深植えをしてはいけません。
クラウンと言われる株元がやや隠れるぐらいの深さに植え付けます。また、親株からつながっていたランナーを畝やプランターの内側に向けると花が外側にそろって咲き、収穫し易くなります。植え付け後はたっぷりと水を与えて根の活着を促します。
追肥
追肥は植え付け2週間後から与えます。肥料は一株あたり一握りを与えます。肥料を畝の上にばら撒いても良いのですが、株の近くに溝を掘り肥料を入れてから土を被せるのが効果的です。
また、二度目の追肥は12月ごろ行います。与える量は一度目の半分程度にします。春先花芽が膨らみ始めたら液体肥料を2週間に1回程度与えるとその後の実の太りや味が良くなります。
管理
冬場は乾燥しやすく、葉が枯れて落ちてしまうことあります。
特にプランターの栽培でよく見かけられます。冬でも土を乾かさない様に時々水やりを行いましょう。

ワンポイントアドバイス
イチゴの収穫期は5月から6月です。少しでも早く収穫したい場合は3月ごろから土を覆うマルチやビニールトンネルをかけると良いでしょう。また、イチゴの実が傷まない様に敷わらを実の下に敷いておくと良いでしょう。

用土の説明
甘いイチゴをつくる土
・ 生産者用土をベースに配合した専用用土です。
・ 海藻肥料が配合されているのでより甘いイチゴの実を育てます。
使い方
そのまま利用できますが、元肥そだちのようにリン酸分の高い肥料を混ぜて利用すると花付きや実付きが良くなります。また、冬場の乾燥を防ぐために赤玉土を3割程度混ぜると良いでしょう。
肥料の説明
いちごの肥料
・リン酸分を多く配合した肥料です。花付きや実付きが良くなります。
・有機質を多く含んでいるので果実の食味を良くします。
・ペレット状なので手が汚れません。
使い方
主に追肥として利用します。有機質なので土の中に埋めて利用するとより効果的です。肥料成分がなくなった後も腐植として土を改良する効果があります。
有機100倍液
花芽が膨らみ始めてから使用します。花が付き始めるまでに株が大きく育たなかった時、実がついても大きく甘くなりにくくなります。この肥料は液体なので早く効き、果実の肥大を促し、果実の甘さを増します。また、海藻配合の有機質なので安心して使用できます。
使い方
イチゴの場合50倍に薄めて使用します。10Lの水道水にキャップ2杯の液肥を加えて棒等で良くかき混ぜます。鉢に与えるときは出来るだけ鉢土を乾燥させて、鉢の底から水が流れるぐらいたっぷりと与えます。

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