品種別育て方
ブルーベリー
講師:花ごころ研究室 河合秀治
地域によっては雪がちらちらするほどの寒い季節になりました。園芸作業もおっくうとなり、シクラメンなどの鉢花を買っては室内で観賞することが多いのではないでしょうか?しかし、この寒い時期(11月から2月)だからこそ出来る作業として、落葉樹の植付けがあります。今月は植付けが適期の果樹として、ブルーベリーを紹介します。
ブルーベリーは春にはドウダンツツジに似た花を咲かせ夏中実を収穫し、秋には紅葉が楽しめるツツジ科の落葉性小果樹です。観賞から収穫まで楽しめるので家庭園芸にはとても適した植物です。また、日本の寒さにも強いので温室などの特別な設備が要らないのも人気の理由です。
ハイブッシュ系:リンゴが良く育つ寒い地域に適した品種の系統です。夏の高温と直 射日光に弱いので夏は寒冷紗などで遮光するか戸外の明るい日陰におくようにします。
ラビットアイ系:ミカンなどが育つ地域で良く育ちます。やや寒がるので冬は雪や霜が降 りるような場所は避けます。
1つの品種だけでは実の付き方が悪いので2種類を同時に育てると実付きが良くなります
ブルーベリーは
酸性の土
を好みます。鉢に植え付ける時は専用用土を使うか、培養土に3〜4割り程度の
ピートモス
を加えて使用します。ただし、ピートモスは石灰などで酸度を調整したものは効果がないので好ましくありません。未調整のものを使用しましょう。庭に植える時は土壌改良材としてバーク堆肥を使わずにピートモスを使用しましょう。また、ブルーベリーは乾燥に比較的弱いので植付け後は必ず水輪を作り、雨水や潅水が株の周りに溜まるようにします。冬の乾燥から守るために土の表面にピートモスをかけマルチングをしましょう。
ブルーベリーは昨年伸びた枝の先に花を咲かせ実をつけます。実を収穫した枝は枯れてしまうので新芽が長く伸びている上で切り取ります。また、3〜5年経つと実の付き方も悪くなるので元から切り取ります。実をつける枝を確保するために毎年株元から出てくるシュートを育てましょう。最初の年は延びた枝の先から1/3程度切り戻します。
発酵固形油かす
です。
骨粉を多く配合してあるので花や実付きを良くする効果が期待できます。
100%有機質肥料なので果樹にも安心して利用できます。
りん酸分が多いので過燐酸石灰などを同時に与える必要はありません。
庭木の場合は樹木の枝先の下に5〜6ヶ所穴を掘り、適量を埋めます。1ヵ所に軽く一握りが適量でしょう。
鉢物の場合は適量を鉢の上に置きます。形が残っていても1ヶ月ごとに交換します
元肥そだち
は緩効性の化成肥料です。無臭で清潔です。肥料による障害が少ないので土に混ぜて使用できます。肥料の成分は植物の根から出る根酸によって肥料として根に吸収されるので植物の生長に合った肥料効果が期待できます。また、リン酸分を多く含むので花付きや実付きが良くなります。
もっとも効果的な利用方法は元肥です。用土を使って苗を植え付ける時に土に混ぜて利用します。用土に対して4g/L与えます。例えば5Lの土に対しては4g×5Lで20g(女性の手で肥料を軽く握った約半分の量)を土に良く混ぜます。もし、追肥として利用する時は土の中に埋めます。用土に赤土、黒土が多く配合されているときはとても効果的です。
液体の
有機質肥料
なので冬場の低日照時には最適の肥料です。
海藻成分が根の発達を助け葉の色を青くします。
木酢液を配合しました。
100倍に薄めて使用します。1Lの水道水にキャップ1杯の液肥を加えて棒等で良くかき混ぜます。
樹木や生長の旺盛な植物はキャップ2杯(50倍)の濃度で利用すると効果的です。
鉢に与えるときは出来るだけ鉢土を乾燥させて、鉢の底から水が流れるぐらいたっぷりと与えます。
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